題名:歪みの国・韓国
著者:金 慶珠
《 概要 》
1970年時点で一人当たりの国民所得が100ドルという最貧国から2万ドルまで経済成長した韓国。
この「圧縮成長」と言われる現象がなぜ可能だったか、またその結果韓国社会にどのような歪みをもたらしたかを書いた本です。
《 要点 》
・超格差・超競争社会なのか。自殺率は日本よりは多い。ジニ計数・相対貧困率では日本のほうが悪い。失業率は統計の方法に問題はあるが3.4%で日本よりよい。
・韓国の財閥。それほど寡占していない - 売上とGDPを比較している。政経癒着は厳然として存在する。
・「圧縮成長」の歪み。短期間に成長したため歪みがある。政経癒着もその影響が強い。
・有銭無罪・無銭有罪。政界・財界・法曹界の癒着。
・「三八度線」「四五定」「五六盗」。38歳で肩たたきに遭う、45歳で定年、56歳で会社にいることは泥棒と一緒。
・絶大な権力をもつ「帝王的大統領制」。強力な人事権を持つ。
・今もつづく地域の対立。慶尚道 - 両班の文化、全羅堂 - 左遷された人が住む地域。
《 感想 》
テレビで見かける女性の韓国人の書いた本ですが、テレビでの印象は相手がしゃべっているのを遮って一方的に自分の都合のいいことを喋りまくるというものでした。
思ったより、自分の国を客観的にみている記述が多く驚きました。
でも、何でも日本と比べたがるのは全然理解できませんが…。
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