題名:これでわかった!!値段のカラクリ
著者:金子 哲雄
《 概要 》
少し前に若くして亡くなった、金子 哲雄さんが世の中のいろいろな物の原価について書かれた書籍です。
主に上場企業の財務諸表から原価を導き出し、業界の裏事情もあわせて書かれています。
《 要点 》
・飲食業の原価率は30%以内に抑えるのが鉄則だが牛丼業界は安売りしすぎて380円の牛丼一杯で5円しか利益が出ないようです。ついこの前まで一杯300円で営業していた様な気が…
・サイゼリアの低価格の秘密。徹底した合理化を実践、店舗には包丁がない、ロスが出ない工夫。
・100円ショップ。戦略的などんぶり勘定とPB(オリジナルブランド)化の徹底によりコスト削減。
・メガネ業界。SPA(製造から小売まで一体のモデル)でコストを削減して低価格を実現。
・生命保険、契約者に支払う純保険料は39%程度、残りは経費や利益。販売方法をインターネットに特化することによって価格による差別化をしたライフネット生命。
・マンションの原価。5000万円の場合の土地・建物、人件費等の販売経費、販売業者の利益の内訳。
・アダルトDVD。女優・男優・監督のギャラの相場。
《 感想 》
投資対象として企業を判断する為に財務諸表はよく見ますが、物の原価を推測するために見ることはありませんでした。
ほとんどの業界で上場企業は一社くらいはあると思うので今後は原価を把握するという側面からも財務諸表を見ていこうと思います。
コラムの中におみくじは最強のビジネスモデルとありますが、超低原価(おそらく原価1%程度)ではやりすたりがなく、さらに置いておくだけで管理コストもかからないのでたしかに最強のモデルです。
神社仏閣以外に置けそうでしかもそこそこ引いてもらえそうな場所を考えてみます。
簡単!楽しく貯まるポイントサイト モッピー
1ポイント=1円で貯まったポイントは
現金や電子マネーに交換出来るよ♪