題名:図解 住宅リフォームの値段としくみがわかる本
著者:萩原 詩子
《 概要 》
悪徳な訪問販売業者が多いという印象のリフォーム業者の実際の状況の説明、専用建材の発達でリフォームのコスト構造の変化、セキュリティ強化型・高齢化対策型等パターン別のリフォームのポイント、劣化度の把握の仕方、リフォーム会社の選び方、リフォームに必要な法律知識、リフォームの資金計画まで、リフォームの本と言えば「リノベーションで新築同様に変わりました」的な本が多い中、リフォームの大半を占めるごく普通のリフォームのやり方について書かれた本です。
《 要点 》
・リフォームの進め方 - リフォームがなぜ必要かを改めて考える、不満・不便・不快な点を把握する、リフォームパターンを把握する。
・わが家の「劣化度」の判断の仕方。外壁・屋根の傷み方、断熱材の施工法は要注意、水まわり等よく使う場所は傷みやすい。
・リフォーム会社の選び方。待っているのではなく自分で探す、相見積は当たり前に取るべき、見積書のポイント - 材料・数量がわかる、工事内容が分かる、費用の中身が明確。
・リフォーム工事の費用の目安。パターン別の目安費用、外装工事・水まわり工事・キッチン工事。
・リフォームの法律知識。一戸建 - 増改築の面積によって確認申請が必要、マンション - 区分所有法、自由になるのは専有部分のみ、管理規約を確認。
・リフォームの資金計画について。リフォーム業者の提携ローン、民間ローン、公的ローン。公的な助成金 - 耐震工事、高齢化対策工事(バリアフリー工事)に助成金が出る。
《 感想 》
不動産投資をやっている関係でいわゆる原状回復工事の見積書はよく見るのですが、最近ではようやくなんとなくの相場はわかるようになりましたが、普通の人は相場はわからないと思います。
一般住宅なので賃貸住宅よりやや高めに書かれていますがそれでも幅広いリフォーム工事の費用の目安がわかるようになります。
さらに役に立つのは例えばIHクッキングヒーターの交換工事がいくらとか浴室暖房乾燥機がいくらとかかなり具体的な工事の相場がわかりますので非常に参考なりました。
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