題名:経済で読み解く日本史 江戸時代
著者:上念司
《 概要 》
経済で読み解く明治維新を加筆・再構成した作品で経済を主眼として、日本の歴史を書いています。
江戸時代の貨幣経済に注目して、貨幣の流通量の増減と経済状況を解説しています。
《 要点 》
・江戸時代の初期から中期までは、日本国内に埋蔵されていた金銀から小判を鋳造して通貨発行益で財政出動していた。
・明暦の大火で江戸の街を復興するための財政支出のために江戸城の天守閣の再建は見送りになった。
・江戸時代中期は、経済成長路線と緊縮路線を繰り返していた。教科書にある江戸期の改革は緊縮路線ばかり。
・江戸時代の貧農史観は、新政府の正当性のためのプロパガンダ。
《 感想 》
中学教科書の江戸時代は、百姓は支配階級である武士から搾取されまくり、白米は食べられずに粟や稗ばかり食べていたという貧農史観がまかり通っていました。
普通に考えて、人口の8割の農民が米を生産して、その米を武士や商人などが独占して食べていたら、そんな量を食べきれる訳もないですね。
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