題名:経済で読み解く日本史 室町・戦国時代
著者:上念司
《 概要 》
気鋭の経済評論家である上念司さんが書く、通貨量から見る経済の歴史について書かれた書です。
「経済で読み解く 織田信長」を大幅に書き直したそうです。
経済で読み解くシリーズの第1巻で、分析可能な経済指標が残っているのが、室町時代からということのようです。
《 要点 》
・室町時代の流通貨幣は中国の銅銭
・寺院の経済的活動の影響力
・室町幕府と寺院の共生関係
・明との日明貿易の日本経済に与える影響
・宗教戦争の原因は実は経済的な要因
《 感想 》
みんな大好きな戦国時代や室町時代を経済の側面、特に通貨量から描いた歴史解説書です。
目からうろこという記述が随所にありました。
日本で最初の通貨である和同開珎は、日本国内では通貨としてはほとんど流通しておらず、中国から輸入した銅銭がメインの通貨だったことは、かなりビックリでしたね。
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